【任意売却失敗事例】戸建て住宅(千葉県)
掲載する事例につきましては個人の特定防止の為に1年以上経過した物件を事例紹介として掲載しています。失敗事例 成功事例
競売の状況
人気の住宅地に佇む木造2階建て住宅で住宅ローンを1年以上滞納して競売申し立てになりました。
約10年前に3200万円で購入して住宅ローンの残債務は遅延利息を含めて約2600万円でした。
お客様の再スタートに関する希望をお伺いして、今後の生活設計を立てて任意売却をスタートさせました。
当社の査定と裁判所の査定結果
弊社の査定では1200万円で裁判所の売却基準価格は950万円でした。
上記の結果を元に債権者との交渉をスタートさせましたが、何度交渉しても競売の取り下げに納得せず競売取り下げに至りませんでした。
競売取り下げに至らなかった理由
債権者は2600万円の一括返済以外は一切認められないというスタンスから交渉が始まりました。
話を聞くと債権者に対して何度も約束を反故にしたり途中で一切連絡が取れなくなったりと、担当者の心証が非常に悪くなっていたのが原因のようです。
そんな中でも積極的に買い手を探して複数回の内覧も行い、1800万円での購入希望者が現れたのですが、債権者は最後まで折れること無く競売になってしまいました。
任意売却は成立できませんでしたが、お客様は勤務先に近い住まいに引っ越しをされて、残った債務についても分割にて支払いをされていらっしゃいます。