欠陥住宅と競売・任意売却
欠陥住宅が競売になると
競売になった不動産を任意売却させていただく際には必ず家の査定をさせて頂くのですが、その際や裁判所の執行官が来て査定した時に欠陥が見つかることがあります。
他にも注文建築で新築で入居した時点で欠陥に気が付いたものの何もしないまま時が経過して競売になってしまって大きな損をしていることに気がつく方もいらっしゃいます。
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欠陥の内容によって査定額は大きく下がる
大雨が降ると雨漏りするですとか排水が逆流してくるといった水回りの欠陥は特に査定額が下がります。
家が古く雨漏りするような家ですと査定額は実質ゼロになったりしますが、高いお金を出して住宅ローンを何年も支払って、最後には競売になってしまって家を売却しても多額の借金が計算上残るとなるとやりきれない気持ちになります。
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誰も欠陥住宅の責任を取らない
そもそも適当にコストダウン優先で家を建てるような工務店が誠意ある対応を期待するだけ無理な話ですし、その手の粗悪住宅の確認申請を審査して許可した機関も融資した金融機関も絶対に責任は取りません。
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欠陥住宅と競売をプラスに変える
最初からネガティブなことを書いてしまいましたが実はこんな状態でもプラス(チャンス)に変えることができるかもしれません。
過去には欠陥住宅以外にも古くて大きな工場の機械があって撤去費用で300万円以上かかるので、競売物件は無価値ですとか任意売却でも処分が難しい家を何度もサポートさせて頂いた経験から
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任意売却やリースバックなら有利に働くことも
債務の状況によって様々ですから一概には言えませんが、そのまま住み続けたいと考えた場合は誰か(親戚とか特に親しい人限定)に購入してもらうのでしたら、とても安く購入してもらえます。
それにリースバックで住み続けることを考えましたら、家賃は売却価格に比例して高くなりますので例えば売却価格が100万円程度でしたら家賃は2万円以下で住み続けることができるわけです。
もちろん高く売れないという事は家を売却しても多額の債務が残る可能性が高いわけですけど、債権者も無い人からは取れませんので交渉によって無理のない支払いですとか、自己破産&免責で再スタートを目指すとかの対応を取ることが可能です。
欠陥住宅の被害者である居住者が何故か全ての責任を負うような事はないと思うのです。
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