住宅ローンと会社の寿命
意外と短い会社の寿命
会社の寿命については諸説ありますが会社の寿命は40年という説が有料化と思います。
日本には創業100年を超える企業が千社以上ありますが、逆に創業してから5年以上の生存率は2%程度と言われていますし、バブル崩壊時も最近も結構有名な大きな企業がばったり倒産しましたという事は珍しくないですよね。
ですからサラリーマンだから安定して給料がもらえるから安心だという事は言い切れないわけです。
そんな中で住宅ローンは25年から30年で組む場合が多く、完済する予定年齢が55歳とか60歳というのは今となっては怖いと思いませんか?
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大企業の早期退職制度
私が務めているのは一部上場の大企業だし、そんな事を言っていたら誰も家なんて買えなくなるよと言われそうですね。
確かにそのとおりなのかもしれないのですが、私のお客様(自宅が競売になって任意売却で解決したお客様)にも、元々は誰もが知っている有名企業にお勤めだったのですが、住宅ローンの完済まで残り6年というところで、早期退職制度という名の肩たたきで転職したお客様がいらっしゃいます。
バブル期に高い価格の住宅を購入してしまって途中で安い金利への借り換えも行わなかったために、再就職はすんなり決まったものの、30%程度の年収ダウンとお子様の教育費で住宅ローンの支払が難しくなってしまい最終的に競売にかけられてしまいました。
振り返って考えてみますと早期退職でもらった退職金で住宅ローンを繰り上げ返済した上で、倹約した暮らしにシフトすべきだったと思うのですが、それも難しかったようでした。
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会社が儲かっている絶頂期にローンを組んで家を買う
会社の業績が芳しく無くて将来に希望が持てない時に高額な住宅ローンを組んで家を買う人はいないと思いますが、今まさに絶頂期みたいな時(特に急成長した場合)は要注意かと思います。
実は私(田中)が経験をしていまして創業約20年のベンチャー企業が急成長して株式公開、当時の私の年収は800万円強でしたので、何の不安もなく家を購入しました。
自社株も持っていましたので株を売り払えば家のローンは完済してお釣りがくると高をくくっていた部分もあります。
その後はバブルの崩壊に伴う希望退職者の募集や株価の大幅下落へとつながるのですけど、人生中々簡単にゴールにたどり着かないと強く感じたものでした。
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