競売になって元気になる債務者さんの話
世間一般の無敵の人
失うものが無いにもない死さえも恐れない状態の人の事をよく無敵の人と呼んだりします。
つまり怖いものは何もないと
2000年になってから無敵の人が起こす事件が目につくようになってきたわけですが、今回のコラムでは住宅ローンとか競売に限った話です。
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ご自宅が競売になって元気になる債務者さん
普通に住宅ローンや借金の支払いが出来なくなって自宅を競売で取られそうになりますと大概の人は慌てたり焦ったり、あとはせいぜい開き直る人が一般的です。
しかし確率的に30人に1人くらいの割合で今までよりも元気になる人が居ます。
まぁ今までが借金の返済ですとか生活に追われていて疲れ切っていたのかもしれません。
昨年お会いしたそのお客様は四十代で自営業をやっていらっしゃる男性です。
体のほうは元気そのもので仕事の方も建設関係のお仕事で波は有るけど順調に仕事は回っているとの事でした。
そんなお客様のご自宅が競売で取られてしまいそうになった原因は(詳しく詳細は分かりませんが)共同経営でやってきた友人の問題(連帯保証人)で多額の借金を背負い込むことになってしまったのだそうです。(3年くらい前の話)
そんな債務者さんですが本人曰くおよび奥様のお話でも、競売になる事が決まって最近とても元気が良いと言う事です。
理由はこれでやっと自己破産して免責を受けて借金ゼロになって人並みな生活を堂々と送れる事になるからだそうです。
そしてご自宅ですが5年後に成人して仕事を手伝っている息子さんが買い戻すと言う特約を付けて、いったんリースバックを使って住んでいた家にそのまま住み続ける事になりましたので、家賃支払い分の出費は増える事になりましたが、これでやっと普通の生活に戻れると競売になった事は非常にうれしいとの事でした。
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競売は再チャレンジのキッカケ
今住んでいるご自宅が競売で誰かに取られてしまう状況では、どうしてもネガティブな面ばかりに目が行ってしまいますが100%ネガティブな面ばかりではないのです。
プラス面にも目を向けて競売を人生のチャンスに変えようとポジティブに考えて立ち向かった方が結果が良くなる可能性も高くなると思うのです。
だってくよくよ考えても何も事態は好転なんて1ミリもしませんからね。
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