古くなったニュータウン
高度成長時代の遺物?
ニュータウンと呼ばれる街が老人の街になりやがてゴーストタウンになる事が予測されているところが増えているようですね。
人口は右肩上がりで増えるもので経済も成長する前提で都市開発は都心部から外に広がっていきまして、広大な土地を確保できる山間部を切り開いてニュータウンを造成したのは1960年から1980年くらいまででしょうか?
その手の街にはニュータウンと名付けられたところが少なくないのですが、今では○○ニュータウンという場所イコール古臭い町並みというイメージを持っている人も少なくないのではないでしょうか?
そーいえば新世界という大阪の繁華街も遺物みたいな扱いじゃなかったでしたっけ?
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腐動産化?建て替えが進まないリスク
腐動産とは資産価値がなくて税金の支払い義務のみ発生する不動産の事ですが、土地付き一戸建ての不動産でしたら多少の赤字に目を瞑っても建物を撤去して更地にして売却するとか可能な場合が多いのですが、ニュータウンの中でも大型集合住宅の場合はとても将来は厳しいですよね。
理由は簡単で住民の高齢化が進んで若い世代が極端に少ないからです。
ニュータウンも初期の頃に造成されたところでは50年を迎えようとしているわけですが、大規模改修に1世帯あたり追加で100万円200万円が必要となった場合に60歳以上の老人世帯としては、別に大規模改修などしなくても自分たちが生きている間は普通に住めれば良いわけで、それよりも自分の懐のほうが大事なのですから、建て替えとなると夢のまた夢みたいな話になってしまうのではないでしょうか?
関連サイト:負動産と腐動産、競売で落札されなかったらどうなるのか?
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ニュータウンの高齢化・ゴーストタウン化に打つ手なし
人口減少に歯止めがかからない以上は難しいというのが根本的な解決できない理由なのですが、表に出ないところで、建て替えに伴う解体費用がかかりすぎるという所があるようです。
これは高層ビルになればなるほど解体費が嵩んできまして、一世帯あたり解体費用をウン百万円徴収しても更地の面積は一世帯辺り数平米にしかならないのですから、じゃぁ古くなったニュータウンはゴーストタウンとして放置してしまって、交通の便が良いところを再開発したほうがよいという事になってしまいますからね。
そんなわけで数十年経過しましたら日本中に巨大なニュータウンという名のゴーストタウンが出現する可能性が高いのです。
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