住宅ローンが焦げ付いても銀行は1円も損しない?
もし貴方が住宅ローンを支払えなくなったら!
もしあなたがマイホームを銀行などの金融機関で住宅ローンを組んで購入して、完済する前に支払い不能になって焦げ付いたらどのくらい銀行は損するでしょうか?というのが今回のコラムの話題です。
結論を先に書いてしまいますが、住宅ローンの保証会社で債務保証を付けている場合は、基本的に残債務が幾らだろうと銀行は1円も損をしません。
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焦げ付いた住宅ローンは保証会社より残金が一括で銀行に返済される
おおむね三か月から最長でも半年住宅ローンの支払いが滞りますと、銀行は保証会社に対して残金を一括で請求して、問題が無ければ一括で支払いが実行されて銀行としては完済という扱いになります。
ですので基本的に銀行は1円も損をしないと言えるわけですが、しいて言えば住宅ローンの残り分の金利収入が無くなるとも言えるのですが、少なくとも赤字という事は無いです。
※一般的な住宅ローンは元利均等方式で返済していきますので、最初の何年かは支払った大部分は利息の支払いに消えてしまいまして、現金は全くと言っていいほど減らない状態ですので、良いことではないまでもそれなりの金利収入を銀行は確保していると言えます。
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損失は住宅ローンの保証会社に?
確かに焦げ付いた住宅ローンは保証会社が支払いますので、焦げ付いたローンが多いと保証会社は集めた保証料から残債を支払いますので、増えれば増えるほど利益は減少する事になりますが、過去を振り返っても保証会社が赤字になった事は一度も無いですし、支払い不能になった金融事故が増えれば保証料を値上げしてカバーしてくると思います。
更にその先の話になりますとサービサー(債権回収会社)へ債権の売却するとか最終処理の話になって来るのですが、その話はまた別の機会にしたいと思います。
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連帯保証人がいらっしゃる場合は安易に考えてはいけません。
最近は連帯保証人の代わりに保証会社を付ける場合が多いのですけど、中には連帯保証人を差し出しているケースがありますが、この場合は安易に考えないようにしましょう
住宅ローンの支払いが焦げ付くと保証会社に一括請求するのと同じように連帯保証人さんに請求が行くことになります。
連帯保証人になったばかりに自己破産したケースも非常に多いですから、まず連帯保証人になってくれた方に相談してから、弁護士の無料相談なり専門家のアドバイスを貰ってから対応するようにしましょう。
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