借りている家(借家、マンション)が競売になったら敷金は戻る?
賃借人として借りている家が競売になるケースは多い
毎月遅れることなく家賃を支払っていたのに突然住んでいる家(またはマンションの部屋)が競売になってしまって、引っ越しを余儀なくされてしまうようで困っている賃借人の方にお会いする事がよくあります。
所有者さんは投資用として物件を購入したのかどうかケースバイケースですが、多くの場合は他の投資に失敗して所有(または担保)していた不動産を差し押さえられて競売になるケースが多いようです。
賃借人には何の落ち度もないのに強制的に引っ越しせざるを得なくなるわけで同情してしまいます。
▲ページ上部に戻る▲
敷金は返金される?
管理を地元の不動産会社が委託されている場合とか直接大家さんとの契約になっているとかケースバイケースですが、私の遭遇したケースの多くが敷金は戻ってこないです。
なにせ大家さん(所有者)はお金がなくて不動産を差し押さえられて競売になっているのですから、敷金を戻したい意思はあっても、現金を持っていないという状態が多いです。
それに賃借人としては家賃の遅延もない落ち度ゼロなのに引っ越しを余儀なくされるのですから引っ越し代が自腹になるというのは耐え難いことだと思います。
▲ページ上部に戻る▲
引っ越し代と家賃の代わりに家賃の支払い拒否
戻ってくるはずの敷金は戻ってこないし引っ越し代は負担してくれないしだと、新しくマンションを借りるにしても敷金礼金は必要ですし、引っ越し代も馬鹿になりませんから・・と言っても所有者にはお金がない場合が現実的に多いです。
そんな時は所有者(または管理会社)と話をして家賃を支払わないことで相殺して貰うように交渉してみましょう。
だいたい競売決定から半年後には新しい所有者(落札者)が決まって退去する必要が出ますので、それまでの家賃を支払わなければ6ヶ月分の家賃を取り逸れる金額に充当するような感じですかね。
▲ページ上部に戻る▲
賃借人が住んでる家やマンションを買い取る
意外とこのケース多いんですよ。
こういった要望を頂いて所有者さんと話をして、競売を申し立てた債権者とも交渉して普通に買うより安く物件を手に入れた賃借人の方も少なくないのです。
あるお客様は家賃8万円で戸建住宅に住んでいたのですが、賃借人さんが競売になった物件を買い取ったら15年ローンでも毎月の支払いは7万円と家賃よりも安くなったケースもあります。
そんな形でピンチをチャンスに変えたお客様もたくさんいらっしゃいます。
もし賃貸で借りている家やマンションが競売になってしまったら、もしかしたらお得なチャンスに変わるかもしれないですので試しにお問い合わせくださいませ。
▲ページ上部に戻る▲