ボーナス払い分が払えない(新型コロナウイルス関連)
長期のリスク
25年間の住宅ローンをボーナス併用払いで完済を目指す方は25年間の長きにわたって必ずボーナスを貰えることが前提という事になりますが大丈夫ですか?
と聞かれて力強く大丈夫ですと答える事が出来る人は非常に少ないのではないでしょうか?
ボーナスが必ず支給される国家公務員でも長期病欠にならないとは限りませんからね?
さてこの原稿を書いている現在の日本は新型コロナウイルス(武漢肺炎)の収束が全く見えない状態で、学校が休校になってパートに行けなくなって収入がゼロになる人や、観光地や大型ショッピングモールやレジャー産業など施設の閉鎖でやはり収入が無くなってしまう人が沢山出てくる事が予想されていますが、住宅ローンをボーナス併用払いにされている人の中には肝を冷やしていらっしゃる方も少なくないのではないでしょうか?
▲ページ上部に戻る▲
次回のボーナス払いが払えないと相談したらどうなるか?
住宅ローンを借りている金融機関によって対応は違うのでしょうが、「政府からも柔軟に対応するように通達が出ていますので分かりました、では次回のボーナス払い分は払わなくて結構です。」なんて返事が返ってきたら良いのですけど、金貸しはそんなに甘くはないです。
なにせ顧客から預金として預かったお金を貸し付けているのですから当たり前です。
一般的な対応としては次々回のボーナス払いまでに遅延状態が無くなるように払えなくなるボーナス払い分を6分割して月々の返済に上乗せして払うように求めてくる場合が多いと思います。
例えばボーナス払い分が30万円だったとしたら割る6で5万円を翌月からの支払いに上乗せするという感じで、今回の新型コロナウイルスのような非常事態ですと(私の推測ですが)1年かけて遅延状態を解消してくださいという事になるのではないでしょうか?
まぁそう簡単に今回の非常事態は解消しないと思いますし、景気の低迷は5年は続きますからではその次のボーナスは普通に出るから大丈夫だと言えないところが難しい所ですね。
▲ページ上部に戻る▲
収入を増やす以外の解決方法
もちろん一番の解決方法は収入を増やすことと次に支出を切り詰める事なのですが、これらが出来ない場合はどうすれば良いでしょうか?
その場合は先ず収入と必要な生活費から健全家計のシュミレーションから初めて、場合によっては自宅をリースバックするとか手放すことも視野に入れなければいけないケースも出てきます。
特に自宅の資産価値が借金の残債を大きく上回っている状態で、自宅を手放しても借金が残るような場合は事前の債権者交渉などで道が開ける場合も有りますので、早め早め先手先手で動いたほうが良いと思います。
▲ページ上部に戻る▲