借金とセーフティネット

勤め人の時代も通算すると何だかんだで20年以上の長きにわたって法人相手の商売をしてきたのでありますが、外から見ると順調に商売を商っていて借金とは無縁のように見えても、実際には多額の借り入れの返済に苦労していたり、何時の間にか経営危機に陥って倒産してしまっていたりと、なかなか人生も会社経営も大変な苦労がつきまとうわけですが、一般個人に目を向けましても自己破産件数は増大して住宅ローンが払えなくなっての競売物件の増加など大変な事になっているようですね。

でね、企業にしても個人にしてもとにかくセーフティネットと言いますかどんなに失敗しても最低限守れる部分が存在しないものですから、無理して借金を重ねてもっと悲惨な状態になってしまったり負債を増やして不良資産といいますか回収不能の債権が増えてしまっているような気がするのですよね。

例えば家族がいる一家の大黒柱たる方が勤めて居た会社の倒産ですとかリストラで職を失ってしまって収入が途絶えてしまった場合に、素早く職が見つかって収入を確保出来ればよいのですけど、それが難しかったり失敗した場合には貯金を食いつぶして後は頼る親族がいなければ、借金をしてその場を防ぐ以外に生活の糧を手にすることが難しい場合も少なく無いのでは無いでしょうかね?

まぁなにせ景気が悪くなったと言えばその一言で終わってしまうのかもしれませんけど、生活保護は申請すら難しいらしいですし派遣社員とかアルバイトでの収入では生活保護以下の収入しか確保出来ないらしいですから、とにかくセーフティネットってやつが機能していないのが今の日本なのでしょうね?

で思うのですけど消費行動は別に致しまして、起業するとか新しい産業を興してみようとか冒険してみようとかそーゆーチャレンジ精神ってやつが発揮できるかどうかってのは社会のセーフティネットがしっかりしているかどうかで随分と変わって来るのでは無いでしょうかね?

もちろん失敗して無一文になった人間は文字通り最低限の衣食住が確保されているレベルで現物支給で一向に構わないのでは無いかと思いますが、それでも飢え死にしないとか最低限が確保出来ていれば、大いにチャレンジ精神を発揮する人が沢山出てくるでしょうし、破綻の恐怖からその場しのぎの借金をしてしまう人も少なくなるのではないでしょうかね?

まぁそういった社会を実現するためには、財源の問題ですとか公務員を増やすのかとか大きな政府か小さな政府かなど多くの問題点や検証すべき事柄があるのでしょうけどね?