稼ぎに追いつく貧乏有り

日本には色々と含蓄や深い意味を持つ諺が多いのですが皆さんが知っている”稼ぎに追いつく貧乏無し”って諺は必ずしも全ての人に当てはまらないのでは無いでしょうかね?

確か昔の統計ですが日本の企業の過半数は赤字経営で有りまして、中には税金を払いたくないって後ろ向きな考えで黒字を出さない場合も有るのでしょうけど、多くの場合は一生懸命働いても最終的に赤字になってしまってって場合が多いと思いますし、そうでないとこれだけの倒産件数の説明がつかないですからね。

って事はですね今の世の中では実際には稼ぐに追いついて追い越してしまうような俊足の貧乏が沢山有って、その結果として倒産ですとか自己破産する人が引きも切らないって状態なのが現実では無いでしょうかね?

ですから稼ぎの追いつく貧乏無しって言葉を本気で信じてしまって、ブラック企業で一生懸命働いても安い工賃の仕事を夜なべしてこなしても、きつい肉体労働で汗を流しても脇をさっさと貧乏が追い抜いていくってのが現実として多いので有りまして、根本的には政治が解決しないとどうしようもない深い問題なのではありますが、個人個人も仕事を選ぶとか付き合う相手を選ぶとか割に合わない仕事は引き受けないとかそれなりに自己防衛して上手く立ち回りませんと、いいように他人に奉仕して自分は貧乏のままで終わってしまうって事になってしまうのでは無いでしょうかね?

つまりその、もちろん稼がないと一気に奈落の底まで落ちていってしまいますし、稼ぐに致しましても一定以上のスピード(収入)を確保しておきませんと、貧乏はいつまで経ってもしっかり密着して離れてくれないってのが現実で有りまして、まぁ誰が考えても当たり前の話なのですけど稼ぐに追いつく貧乏無しなんて半端な諺が、稼ぐ内容とか質に対して言及していないお陰で、一生懸命さえ働いていれば貧乏にはならないって考えになってしまう人がいるとしたら問題なのでは無いでしょうかね?

なにせ報道で知った話では歯医者さんって高級のイメージがかつてはありましたけど、ちゃんと高い授業料を払って医大を卒業して歯医者さんとして開業した人の中には、結構な割合でワーキングプアと呼ばれる程度の収入しか無い人が大勢いるのだそうで、ちょっとまえまで資格が有れば大丈夫だっていわれていた職業の人々にまで貧乏が追いついてきてしまったりしていますからね?

そんなわけで稼ぐに追いつく貧乏無しって諺は当てはまらない時代になってしまったと思うので有りますね。