自宅が競売になるのは中流~上流家庭【競売と任意売却活動日記】

自宅が差し押さえになって競売にかけられてしまう方が年間に3万人以上いらっしゃるのが今の日本の実情なのですが、私の携わった競売不動産(毎月平均で4件)の大部分の所有者が中流家庭(元を含む)です。

これは当然の話しで住宅ローンを組んで自宅を購入出来なければ、そもそも競売にかけられる自宅が存在しないのですから、おのずとそういう結果になるのですが、それなりに名前の通った会社に勤務していた方が、ほんの少しだけ背伸びをしたために途中で住宅ローンが払えなくなったとか、経営していた会社の売上が数ヶ月落ち込んであっという間に泥沼にはまりこんでしまった等など・・傍目にはごく普通の中流家庭として営んでいたはずが転落が日本中で当たり前のように起きています。

そして自己破産や離婚問題が後ろに隠れている場合が少なくないのですが、まず感じるのが日本の住宅ローンの問題点をとても感じます。

住宅ローンが払えなくなると60%の確率でオーバーローンになる不思議

オーバーローンとは自宅を売却して手放しても借金が残ってしまう状態の事を言うのですが、地価が下がっているという事も少しはありますけど、それにしても2千万円で自宅を購入して10年払ったところで払えなくなって、家を手放しても借金が500万円残りますなんて普通に考えておかしいと思うのですけど、みなさんはどう思いますか?

買うときによほどボラれているのかどうかは不明ですけど、融資の段階で問題も有るのではないかと思います。

日本で普及しないノンリコースローン

アメリカでは住宅ローン破綻する人は非常に少ないのだそうです。

それは住宅ローンの内容が日本とは違ってノンリコースローンが主流だという事です。

ノンリコースローンとは住宅ローンが払えなくなってしまったら、購入した家を手放して銀行に差し出せば残債務がいくら残っていてもチャラになって、家を手放したあとも借金が残るという事は無いのです。

これでしたら住宅ローンが払えなくなっただけで生活の全てが根底から壊れる人は少ないでしょうし、家を買おうと思う人も増えると思うのですが、なぜか日本で普及どころか内容すら知られていないのが実情なのです。

これでは差し押さえ、不動産競売は減らないに決まってますよね。